算多きは勝ち

おじさんの記憶と記録の収納場所

準備は無駄になってもいい 備忘録「父の入院」

「家族は元気なのが当然」と思っていませんか?

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家族団らん

 自分が歳を重ねた時間だけ,両親も歳を重ねる当然のことながら,なかなか実感出来ませんでした。しかし,先日,父親が緊急入院することになり,「そっかぁ,だよね」と今更ながら気付かされました。

 今回は個人的な記録になりますが,参考になる方がいればと思い投稿します。(長文です)

 

内容は

救急車による搬送

緊急搬送先は思い寄らない病院

時間がかかる

保険入ってない!(後期高齢者の医療費)

手ぶらでオッケー

最後に

情報が不確かな部分も多々ありますお許しください。

 

救急車による搬送

「父さんが救急車で運ばれる。○○病院だけど来れる?」と母からの一報が入りました。休日だったことや在宅していたこともあり,病院に直接向かいました。到着は私の方が早く,救急車を待つこと数分。救急車が到着救急隊員の方の動きが何だか慌ただしい・・・

「そんなに良くない状況なんですか」と問うと,救急隊員の方が「この病院で受け入れが決まっていたのですが,突然受け入れられなくなったという連絡が」想像するに例の感染症による感染者が増加を始めた時期。そちらでいっぱいいっぱいになんだと思います。

 幸い父は一刻を争う状況ではなかったので,受け入れ病院が見つかるまでしばらく待機でした。誰が悪いわけでもないし,腹を立てても解決しない。救急隊員の方々も懸命に病院を探してくれています。とりあえず待ちました。

 

搬送先は知らない病院

「搬送先が決まりました」との隊員の方の声。場所を尋ねると・・・「その病院はどこにあるの?」と言いたくなるような病院でした。病院のお世話になることが少ない家族だったので,私には初耳の病院でした。とりあえず救急車の後ろをついていくこと40分,隣の市との境に位置する病院でした。なぜこんな大きな病院を知らなかったの(汗)というほど大きな病院でした。

 

時間がかかる

病院到着後,緊急外来の先生に診察していただきました。感染症の関係で緊急外来を受け入れてくれる病院が少ないのでしょう。他に多くの患者さんが診察待ちをしていました。

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病院

 分かってはいたことですが,とにかく時間がかかりました。診察まで,検査,結果,説明,入院手続き・・・命に関わることですから,一つ一つを丁寧に進めてもらっていますし,他の患者さんもいるのでい方ないとは思っていますが,まぁ時間がかかりました。

 診察を待っている間,母と保険の話をしました。

生命保険には入っているが入院保険のようなものには入っていない。」

 えっ!

 私はびっくりと同時に,不謹慎にもお札がパタパタしている想像をしてしましました。

 詳しく聞くと,父は後期高齢者になるので医療費は1割負担とのこと。しかも,医療費の上限も決まっているらしい。「・・・らしい。」

 父の場合,そこまで高額な医療費になりませんでしたので,詳しく調べたり,聞いたりすることはしませんでしたが,色々なパターンがあるそうです。

↓のサイトを少し覗いてみましたが

高額療養費制度を利用される皆さまへ |厚生労働省

 

そのまま入院

  命には別状ないと診断されても,救急車で搬送されるだけの症状だったので検査も含めしばらく入院することになりました。とは言っても,私も母も入院するとは思ってもいませんでした。準備もしていません。しかし今は,色々なものがレンタルで借りることができるシステムのようです。パジャマ,歯ブラシ,カミソリなどなど

 面会もできない昨今,荷物を父に届けるにもいくつかの手続きや受け渡し時間など制約も多く,レンタルはとっても助かりました。

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入院



最後に

 まさか父親が救急車のお世話になるとは思いませんでした。

 予兆はなかったのか父に尋ねると「体を休めれば復調すると思ったし,情勢を考えると病院に行きにくい」とのことでした。私が同じ立場でも同じことを考え,同じ行動をしたと思います。

 メディア等でも同様の内容を見聞きしたことがありますが,どこか他人事だったと思いました。また,私が住んでいる地方では起きないと思っていました。

 

 あまり経験したくありませんが,誰にでも起こりうることですよね。貴重な経験でした。