算多きは勝ち

おじさんの記憶と記録の収納場所

中学校教員のおやすみ事情(備忘録)

お正月も休みも終わり,3学期がスタートします。

今回は自分の備忘録も兼ねてこの休みに進めた仕事を書きていきます。

「先生って,夏休みや冬休みがあるからいいよね」なんて声も聞こえそうですが,学校が休みの期間中が「稼ぎ時」です。生徒がいない,授業が進まないの2つの「ない」が仕事を進めるには最適です。

あくまでの2021~2022の年度末年始休業の内容になります。

この休みの仕事

  • 来年度の年間行事予定表の作成
  • 卒業式,入学式の計画
  • 依頼されるであろう原稿の下書き
  • 授業準備
  • 最後に

来年度の念願行事予定表の作成

2学期の後半から,次の年度の行事の予定が色々と決まってきます。学年の宿泊行事の予定,テストの予定,全国学力テストの日程などなど。

ここに,入学式や卒業式,終始業式といった儀式的行事は地区の校長間で確定するそうですが,例年の流れから予想し,(仮)で組み込んでいきます。ざっくりとした行事類が入ったら,登校日数と授業時間の計算を行います。登校日数は自治体から,授業時数は国が定めた時数になります。年度末に突然入ってくる行にのことも考慮して若干多めの日数と時数で組みました。

今後まだまだ変更があると思いますが,数字が絡んでくる仕事はじっくり腰を据えて作業したいので,この時期の作業になります。

 

卒業式,入学式の計画

卒業式と入学式に関しては学校行事の中での重要度が高い儀式的行事になります。次第や時間的な流れは定型がありましたが,昨今の感染症の影響でここ2年は例年とは全く異なります。さらに一昨年,昨年も違う流れで行ったので,ほぼゼロからの計画になります。大雑把な計画を作成し,この後,各係の先生方に細案をお願いする流れになります。また,入学式は卒業式に比べたらシンプルに進んでいきますが,新しい先生方をお迎えして行う行事なのでわかりやすい計画を立案することを心がけています。

f:id:ksaipapa:20220104212311j:plain

 

依頼されるであろう原稿の下書き

まだ依頼されていないが,おそらくいらされるであろう原稿の下書きというか,構想を練ります。本校は毎年,生徒会の企画で学校文集「生徒会誌」を作成しています。これがなかなかの曲者で,内容,文章の量が自由という原稿依頼です。年に何回か原稿依頼はありますが,一番これが頭を悩ませます。あまりお堅いことを書いても面白くないし,プライベートをダラダラ書くのもなぁ・・・考えると中々内容が決まらないことが多いです。

ちなみに今回の内容はほぼ決まりました。

 

授業準備

3学期スタートに向け,これは必須ですね。いよいよ3年生は本格的受験シーズンに入ります。授業と並行して受験対策も行う授業が多くなるので,これまでの授業スタイルに少しスパイスを入れていきます。また,1,2年生も年度末に向け,授業内容に抜けや未履修がないように準備を進めます。

f:id:ksaipapa:20220104214330j:plain

最後に

冒頭にも書いたように「生徒がいない」,「授業がすすまい」の2つの「ない」がある長期休みはこんなことをして過ごしています。

夏休みは部活動が入ってくることが多いですが,冬休みは部活動も控えめな活動になるので,自分の時間を設けることができる休みです。

いよいよ3学期です,1年の締めくくりに向けてもうひと踏ん張り頑張ります。